とは言っても私や家族ではありません。
このアパートの住民が、です。

今朝「花子とアン」が終わってそろそろ仕事に掛かろうかとしていると社長の携帯電話が鳴りました。大体受け答えの様子で誰からかとか重大な内容だとかわかるものですが、どうも良くないそれも緊急の用件みたいです。

「どうした?」
「Yさんが急に眩暈がして倒れたって」

取って返し、私がYさんの部屋に向かいます。普段はカギを出すことはほとんどないので奥にしまってあり、取り敢えず手ぶらで行ってドアをノック。
返事はない。
ドアノブを回すと鍵は開いていて、みると玄関ホールでYさんが倒れていたのです。
幸いに意識もありかなりしんどそうですが命には別状なさそうです。すぐに車に乗せて病院へ向かいます。
玄関に横付けして車椅子に乗せて受付へ。
本人は保健証を持っていたのでそれを出してもらい、苦しそうですが容態の質問に答えています。通常であれば問診票は本人が記入するのでしょうがこの状態ではムリそうなので私にわかる範囲だけでも書いてくれるよう席に案内します。

「あのスミマセン。私、彼女のアパートの大家なんです。家族じゃないんであまり詳しくは書けませんよ」

そういうと受付の女性はかなり驚いたみたいで、書き込んだ住所が保健証と合っていることを確認したら「あとはもう大丈夫です」と言われました。
実は私の物件では以前にもこういうことがありました。Hさんという住民がノロウイルスでダウンしたときです。他にも色々な面で面倒を見て来ました。
「アイロンと台を貸してもらえませんか」
もうありとあらゆる対応できることなら何でもしてきたので驚かれると思っていなかったのですが、最近は家主が住民の面倒を見るということは少ないのでしょう。

処置室に入ってしまってご本人は職場へ連絡できないので、私たちの方で彼女の職場に連絡をして容態を伝えました。
Yさんにそのことを伝えると本当に申し訳なさそうにしましたが

「これくらいのことはどうと言ったことじゃありません。気にしないで下さい」
「病院にも緊急連絡先は私にしてあるので、何かあったらすぐに連絡して下さいね」

社長は出勤の時間があるので私たちは一旦病院を引き揚げました。
彼女もそうですがハードな勤務をしている方も薄々感じていて、私たちは普段から皆さんの健康は心を配るよう心掛けています。いつかは生活スタイルの変化からここを退去せざるを得ない人々ですが、その時にやはり「もう一度住みたい」と思うような物件だったと思っていただきたいのが家主としての本音でもあるのです。


** イベント参加予定 **


【大分ものづくり発見市】
日時:7月10日(木) 11:00~16:00ごろ(18時までには完全撤収)
場所:大分市中央町2丁目5-3セントポルタビル1F
   (トキハインダストリー若草公園店軒先)


【大分ものづくり発見市】
日時:7月17日(木) 11:00~16:00ごろ(18時までには完全撤収)
場所:大分市中央町2丁目5-3セントポルタビル1F
   (トキハインダストリー若草公園店軒先)