台風一過の今日、四国や近畿地方がとんでもないことになっているのに不謹慎にも長女と美術展をハシゴしてきました。ひとつは大分市アートプラザで行われている”深堀隆介個展 金魚救い-Goldfish Salvation-"です。ちょうど個人的にもアートプラザに用事があり、娘も観たがっていたので急遽今日行くことになりました。
もうひとつは、前回市内で展覧会のあった"おおいた×せいふく"です。6月にthe bridgeで行われたイベントは最終日になって気が付くという何とも間抜けなことになってしまったので、今回は早々と観に行く算段。
どちらのイベントも多くの発見と感動を与えてくれました。

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まずはアートプラザに向かいます。私たち一番乗り。
深堀さんの作品は多分に樹脂を使ったこうした作品だと思われます。物凄く、こうした作品も良かったです。何層にも樹脂を重ね、そこに書かれた2Dの絵がまるで3Dのように見えます。意地悪して斜めから見たり横から見たりしましたが、それでも立体的に見えるものがありました。精緻に描かれた水草の質感は絵であることを忘れるほどの瑞々しさでした。しかし、初期の作品や大きなサイズの金魚の絵に凄く魅かれてしまったんですよね。初期の作品には、試行錯誤している迷いや葛藤が溢れていました。大きな作品での金魚の尾のタッチに見事なまでの「迷い」のない一筆は溜息が出ました。深堀さんの作品全体を観ていると私たちはつくづく「日本人」なんだなと思います。これは紛れもなく日本人の感性が描かせているものでしょう。

”深堀隆介個展 金魚救い-Goldfish Salvation-"は8月24日まで開催しています。

アートプラザを後にして、向かうのは国東市にある「くにさき総合文化センター」
1時間ちょっとのドライブ。現地に到着する頃には昼を過ぎてしまう時間です。西大分付近でやたらと渋滞しているので、この先も渋滞なのかと思ったら別大国道に入ると全然混んでない。大分はまだ強風域に入っているのだと思わせる強風が海から吹きつけてきます。空港道路もかなりの風で車体が左右に振られるほどでした。
目的の建物はすぐにわかりました。失礼ながら、突如モダンな建物が現れるんですから。アールを描くコンクリートとガラスの建築物。設計は誰かと思ったら新居千秋氏。アートプラザはご存じ磯崎新氏。これじゃ建築巡礼の旅みたい。

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「せなかあわせ」のお二人の作品は入ってすぐのホールに展示されていました。長女にしてみればこれから着る制服がこの中にあるのかも知れませんし、おっさんの私にはかなり大昔のことで「えっとこんな制服やったかいな」と痴呆老人が今朝ご飯食べたかいなレベルの記憶の掘り起こしをしなければなりません。つか、私の時代の制服はなかったりモデルチェンジされていたり、いろんなことが起きちゃってる。
女子高校生の制服をテーマにしたイラストであれ、アート作品であれ基本男性主導で行われて来たと思うんですけどね、それって男性的というより男のフィルタ(あっイヤラシイ感じが)を通して表現されてるんですよね。思春期の初恋や淡いものを思わせるとしても所詮男性の目から見た世界であることは当然だったんです。
逆に言うと同性から俯瞰する制服の世界はほとんど手付かずにいた世界だと思うんですよ。
だから、この世界に彼女たちのタッチは凄くマッチしてる感じがするんですよね。夏服と冬服の分担が決まってるんですが、夏服には水彩の淡いタッチがよく似合っていると思いました。冬服はアニメ風に描かれていますが、こちらは背景の処理がまた違っていて2人で描いていることを自然に意識してしまいます。
そもそも私が彼女たちと同じ時期、これだけの技量があったんだっけ←そこが最大の問題

ひとつ残念、というか会場側の問題ですが、もう少し観やすさ優先で位置を下げて欲しいですね。これじゃ見上げる形で、首が痛くなっちゃいます。

来週8月16日(土)には「くにさきマンガフォーラム2014」が開かれるので、親子連れで出掛けてみるのも良いかも知れません。
"おおいた×せいふく"は8月31日まで。入場は無料です。

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帰りは、荷台に積まれたブタさんを眺めながら「食」について語らいながら、晩ご飯は「とんかつ」にすべきか「生姜焼き」にすべきか大いに悩みました。
おいしそうブタさん。

** イベント参加予定 **


【第37回クリエイターズドーム(CREDO)】
日時:8月23日(土) 11:00~16:00
場所:ガレリア竹町ドーム広場



【vol.38 ものづくり発見市】
日時:8月28日(木) 11:00~16:00(18時までには完全撤収)
場所:大分市中央町2丁目5-3セントポルタビル1F
   (トキハインダストリー若草公園店軒先)