今日、担当者が確認をしたところ引越センターさんがお客様と連絡が取れていないことがわかりました。やっぱり疑って正解でした。これで私から先方に連絡したら話はかなりまずい方向に向かうところでしょう。
私はこうした慎重な気性があります。
以前からなのですが、新しい作品を作る時に似たものがないか検索しています。それというのも、かなり前に自信を持って「これは良いぞ」と思って設計して作ったら似たのが先にあったんです。これに懲りて、作る前に事前調査を綿密にするようになりました。リサーチは大事です。

さて昨日の続き。
退去となった部屋は長期にご入居だったので、当然そのような不具合が出ていることを知り得ませんでした。入居されていた方もいつ頃からそうなっていたのかハッキリと憶えていません。ただそのような不具合が起きた原因は設計した私が一番解っていたのですから、施工した会社に何らかの対策を講じてもらわなければなりません。
つまりクレームです。
この工事をしたのは別府市にある建具専門の会社。ここの社長は職人が起業して会社になったケースです。
早速電話してみました。

「お世話になります、○○ですが、実は先日退去されたお部屋で施工上の問題があることがわかりまして」
するとこの社長、うちの事を忘れていたのです。竣工後も建具の修繕があったのにです。しばらく説明すると
「ああ、あの何もかんも白いあのアパートな」(その程度の記憶なのかよ)
「ええ、そうです。恐らく施工上入れなければならないスペーサを入れずに施工して不具合がありますので修繕を」
「いやー、だいぶ前の事やしな」(明らかに面倒臭そう)
「いや、色が変色したとか理不尽なことじゃないでしょ。原因はお宅の施工であることは明白ですし、長く住まわれていたらこうしたことを私が知り得ないでしょう?」
この社長もいくつか賃貸物件を所有していることは前に会った時に嫌というほど聞いていましたから、貴方でもそういう部屋の内容は知り得ないでしょう、と迫ったのです。
それにしてもクレームが面倒臭いのがアリアリと伝わってきます。クレームは基本的に儲けにならないどころか、職人をそれに使えばその時間分利益がなくなりますから避けたいのは業者的にわかります。それにしても、これほど明らかなミスであるにも拘らず「謝罪」の言葉、ここまで一回も聞いていません。
「それは確かにそうやけど」
「電話では埒が明きませんから、とりあえず現地を見て下さい」
「いま現場が忙しいけん、すぐには行けんのやけど」(オマエの都合が優先なの?)
「いつだったら来れますか?」
「そうやなー」
「今週来て下さい。グズグズしていると次のご入居が決まってしまいますし、来週にはメンテも入りますよ」
「わかった明後日行くように手配する」

この感じわかるでしょうか。
つまりノラリクラリと実見を延ばしたり施工を延ばしたりしている中に入居されれば最低でも1年か2年程度は対応が先になります。そうしてうやむやにしてしまおう、というのが見てとれます。確かに、通常の瑕疵の保証期間としては超えているでしょうが、それは個人の住宅に対して言っているのであって条件が異なり過ぎています。
こうして、週末に社長が自らやって来たのでした。

まだまだ「その3」に続く!


** イベント参加予定 **


【minneマルシェ in 門司港グランマーケット】
日時:11月8日(土)10:00~16:00
場所:門司港レトロ中央広場・親水広場・門司港ホテル周辺・ハーバーデッキ



【モノヅクリサローネ2014秋】
日時:11月22日(土)10:00~16:00
場所:大分市ガレリア竹町ドーム広場



【クリスマスアートマーケット vol.21】
日時:12月20日(土)10:00~16:00
場所:大分市アートプラザ 2F アートホール




本日は久し振りの「お好み焼き華音社長スペシャル」
焼きそば麺が入れてあってボリュームも満点。えっ?炭水化物ばかりじゃない?
うっさい!