やって来た社長が来るまでがまたひと悶着です。何とうちの物件に辿り着けない。
ウソでしょ、あなた前に来てますよね。
電話で何度も教えるのに違うところへ行くのです。なんだろうこの人…
すぐ近くの国道を行ったり来たりして漸く30分後に到着しました。見ると社長一人の模様。まぁ現物を見てもらって確認するだけだから良いでしょう。
現場の下足入れを見てもらって不具合を確かめてもらいます。
「えーと、この飛び出ちょん化粧板を補修するんかな」
「何言ってんですか。上を見て下さいよ、これだけ隙間が開いて下がった分化粧板が出たようになってるんですから、下がった物入れを本来の位置に戻さないといけないでしょう」
「やけどこれはどうやって戻すんかなぁ」(それをアンタが考えるんだよ)
「これ私でも直せますけど、施工会社の不備なのでそちらでそれなりの対策を講じて下さい」
「ちょっと急ぎの現場があるけん職人が明かんのよ」
「来週にはメンテさんも入ることになっていますし、内覧も始まってますから入居が決まってから工事じゃ困りますよ。いつ頃だったらできるんです?」
「そうやな、来月くらいなら現場も落ち着くと思うんやけど」
「そんなに先なんですか?社長のとこだって空いたらできるだけ早く埋めたいでしょう。入居してから工事とかお客さんだって嫌がりますよ」
「そうは言うてん現場が空かんけん、できるようになったら電話するわ」(半日もずらせない物件てあるのかよ)
「わかりました、できるだけ早くお願いしますよ」
その後、止せばいいのに自分の物件の自慢話を始めました。この人、会うと必ずやるんですよ。忙しい割にはそういう話はする暇があるのが不思議です。

さて、肝心の電話は待てども暮らせどもありませんでした。1ヶ月が過ぎ2ヶ月が過ぎとうとうお盆が来てしまいました。
うちも空いた時期が悪く、そもそも市場が一段落する時期だった為に内覧もそう多くはなく成約に至っていませんでした。そうこうしていたら不動産会社の営業さんから「かなり好感を持ったお客様がいる」とのご連絡。具体的にいつ頃から入居できるか聞いたそうですから見込みありです。
さすがにこれ以上こちらも待っていられません。
夜、現場から戻る頃を見計らって電話をします。(なんでこちらから電話しなきゃならんの)
「あの修繕は約束では6月にはするはずじゃなかったですか。来月には落ち着く話だったでしょ」
「忙しかったんや!」
「だったら、そういう連絡くれないんですか?」
「忘れちょったんや!」
「忘れるって無責任じゃないですかね」
「しょうがねぇやろ、忘れちょったもんは」
「社長、そういうものの言い方しかできないんですか?」
「そうやワシは口が悪いんじゃ(ガチャ)」

えーと、これじゃ私がミスをしてお伺いを立てているようです。それも向こうから電話を切られるとは。
私が営業的電話として教えてもらったのは「お客様より先に電話を切ってはならない」でした。先方がやはりそういう習慣があって電話を切らない場合、私の方から切ることもありますが、クレーム絡みとなれば基本に従うのが定石。つまり客として見られていないのでしょう。
今は金にならないクレームだとしても、かつてその仕事で利益を得た相手に対する態度とは到底思えませんでした。

翌日の昼に食事で会社に戻ることを聞いていたので、再度その時間に電話をしました。
「申し訳ないんですがこれじゃ立場がおかしいのではないですか?昨日みたいに電話をいきなり切らずに最後まで話は聞いてください、良いですね社長」
「わかった」
「原因はそもそも施工上の問題で指示通りにやらなかったことが原因です。基本設計は私がしてそちらで細部の修正をやったんでしたよね。でもその通りに施工していないから今回のような不具合が生じた。確かにそれが分かったのは何年も経ってからですが、それは自由に部屋には入れないから把握できないことは社長もお分かりの筈です。社長の物件って建具と家具は自社で作ったんでしょ。不具合が後から分かった時はどうするんです。やっぱり無償で修理するんですよね」(税法上そうしないとマズイ)
「まぁ、そうなるわな」
「社長。私もかつてお宅で工事をしてもらいそのときに利益を出した客だったのでしょう。その工事のクレームを言っているのに、まるでその時の感謝は感じられませんよ。それって商売人としては失格じゃないでしょうか」
「…」
「そういうものの言い方、という言葉に『ワシは口が悪いんじゃ』と自慢してどうするんです。それも平社員の職人が言うならまだわかりますが、あなた会社の代表ですよ、情けない」
「ワシも職人上がりでそういう口しかきけんのや、ちっと言葉が過ぎたことは謝るけん」
「職人さんが口が悪くても良いです。ただ立場は弁えて下さい。誠意が見えないからそのように言われたんですから。それで次のご入居が決まりそうです。早急に補修を行って欲しい」
「いつ頃、入居なんろうか」
「今月中には入居したいそうです」
「わかった今週末行く」
「それって今週の土曜で良いですね。今度こそ絶対ですよ」
「絶対や」

こうしてその週末に職人さんを一人伴ってやって来ました。
作業そのものは1時間程度で終わってしまいました。その職人さんも「これ誰がしたん、社長?」とずさんな施工に呆れていました。
最初からその気なら、例え忙しくても時間的に融通ができない程じゃない作業だったはずです。それを面倒と思った(伝わった)からこそ相手の心証が悪くなったとしか言いようがありません。
クレームへの対処の仕方に依っては、全く違う結果となります。
明日いよいよまとめです。


** イベント参加予定 **


【minneマルシェ in 門司港グランマーケット】
日時:11月8日(土)10:00~16:00
場所:門司港レトロ中央広場・親水広場・門司港ホテル周辺・ハーバーデッキ



【モノヅクリサローネ2014秋】
日時:11月22日(土)10:00~16:00
場所:大分市ガレリア竹町ドーム広場



【クリスマスアートマーケット vol.21】
日時:12月20日(土)10:00~16:00
場所:大分市アートプラザ 2F アートホール




本日は「鰺の南蛮漬け」と「春菊の白和え」
また白和えです(笑)
春菊が安かったので買ったんですけど、華音社長からどうしても白和えにして欲しいとのリクエストで。今日は蒟蒻も入っているので多分ウキウキしながら帰ってくることでしょう。因みに私も春菊の白和えが好物で春菊自体好きなので和え物などにも良くします。