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君は何故高校に行く?


ナポレオンフィッシュは中国料理、特に広東料理では高級食材です。という博識ぶりを披露のIKEAです。
いやぁ、今朝背中を痛めちゃいまして。それも仕事じゃなくて(トホホ)

さてさて県立の1次試験までもう少しですね。我が家の受験は終了したと以前に書きました。
不登校生の受験、それもそうした経験のある生徒を全面的に受け入れているコースや学校ではなく普通の受験という特殊なものでした。どこまで書いて良いものか考えているんですが、プライベートな部分はやはり書けないだろうと思います。どこまで書くのか試行錯誤になるかと思うんですが、もしそうしたお子さんの何かお力になれればとも思っています。
一応全体をまとめようと思っているので、過去に書いた記事と重複してしまうところもあるんですが、それはそれということで。

さてその前に受験生の諸君、一体なぜその高校を受験して進学したいんですか?
私は将来なりたい職業のため、とか自分のスキルを延ばすため、なんて理由を持っていたら本当に素晴らしいと思います。私なんか学校を選んだ理由が「親への反抗心」からですから(何ともったいないことを)
ほとんどの新高校生は特にその高校に入りたい明確な理由もなく、高卒でないと就職できなからとか、制服がかわいかったとか、家が近いとか実に他愛もない理由で学校を決定します。確かに通学しやすい立地というのは大事かも知れませんけどね。
でも、本当に高卒じゃないと就職できないか、というとそれも語弊があると思うんですね。たとえばアイドルなんて学歴は関係ないと思いませんか?
高学歴だとアイドルになれて、中卒だとアイドルにはなれないなんてことはありません。でも弁護士になりたいのなら大学もロースクールも必要になります。つまり資格制の職業では高等学校以上が必要になることもあり、実力勝負の世界では学歴はもしかすると武器のひとつかも知れないということだと思います。東大出身の女優さんは決して「東大出身」だから女優になったとは言い切れないのと同じことなんだと思います。

それでも思春期に勉強はしておいた方が良いんだと思います。
ひとつは、まだ成長期にある脳と曲がり角を曲がりまくって衰えるしかない私のオンボロ脳では同じ勉強をしても吸収力がまるで違うということです。
再学習する機会はあって然るべきとは考えますが、勉強するのに最適な時期というのはやはりあります。それが今だということです。
この時期の学習は君たちの生涯に影響するものだと思います。

そして対人スキルでしょう。
昔聞いた話ですが、大卒と高卒の差は何かというと対人スキルの違いだと言うんです。もちろん専門性の違いもあるんで大雑把なことなんだと思いますけど、高校生活と大学生活はかなり異なりますし期間も大学の方が長い分、どうしても対人スキルの差があるんだというお話でした。その方が言うには「仕事の質」はどちらも大差ないとも仰ってました。
これはわかるような気もしました。もちろんそうじゃない人もいるんですが、やはりスマートだったり洗練されている印象は大卒生に軍配が上がるような印象です。

でもここまでの話は余談。
ほとんどの高校生は大学への進学を考えているんでしょう。実際、進学校へ入学するってそういうことですよね。でも高校と同じように何故大学へ行くんですか?前述したような理由からですか?
大学って専門分野のそれも研究を行うところです。高校までの教育とは異なるところだと思ってもらった方が良いでしょう。そこであなたは何を学び何を研究するんですか。

実は高校受験のときに、その先にある大学は「合格実績」ばかり見てしまい大学の「意義」に目が行きません。最も大事なのは何が「したいのか」なのにです。
大学卒でも就職難と言われる時代が長く続いているのはご承知の通りですが、特に文系学生の就職難は目も当てられない状況です。もはや大学に行きさえすれば何とかなる時代ではありません。目的感のない学生は高卒であろうと大卒であろうと関係ないのです。
「何をしていいのかわからなければとりあえず大学に行け」という前時代的な考えは通用しません。

だとすれば、なぜ進学するのか、という問いにすぐに答えが出なくとも真正面から向き合える子は何か掴みとれるような気がします。

長男が受験したのが3年前。そのとき県内2番手の高専を勧めたのは私です。大分県トップの進学校上野丘高校はもちろん合格できる成績でしたが、あえて高専だったのは「したい勉強ができるから」でした。
上野丘高校は大分県でも長い伝統のある名門進学校です。以前東大合格者で九州トップになった学校で、コンスタントにとりわけ理系学生を多く輩出している実績があります。
一方、大分高専は卒業と同時に社会で即戦力となる理系のエンジニアを教育する機関であり、県内外の有力企業から求人が寄せられます。その就職率はほぼ100%。
また大学編入も高い推移にあり、東大への編入も多いというのが近年見られます。
つまり、この2校は入学偏差値は近いですが性格は全く異なる学校です。

私は息子が大学受験のためだけに勉強するのはしんどいんじゃないかと思っていました。コンピュータのプログラムを小学生から始めていたので「こういう学校があるんだけど」とそそのかし(笑)オープンキャンパスですっかり気に入って進学したんです。
長女も同じようにしたい勉強ができる高校に行かせようと思っていました。

でも不登校になるとそう簡単じゃないんですよ。まず内申点がガタガタになるからです。特に欠席日数が多い子は試験の成績が仮に合格していても疑問視されるケースもあるんですね。
たとえば緑ヶ丘高校です。この高校は全国的にも珍しい美術と音楽の専門公立高校です。この高校は100%推薦入学で、表面的には不登校生も中学校長の推薦があれば受験できるとしていますが、噂ではかなり厳しいようなのです。長女は一時、緑ヶ丘を考えていたようですが、学校に行けなくなってしばらくすると「緑はムリやしな」と言うようになりました。
私個人はムリに高校で「芸術一本」と絞らなくても良いのではないか、と思っていました。芸術の世界で生きていくのはとても難しいものですが、その根幹となっているのは多くの知識や経験だと思っていて、必ずしも芸術のことだけやっていれば素晴らしい作品ができるとは考えていないからです。高校課程で一般教養を習得することは損じゃないとすら考えていました。
それでも本人がそうしたいと思うのならそれはそれで仕方のないこと。希望に沿った進路を選ばせることがなによりでしょう。

残念と言って良いのかわかりませんが、不登校になって行きたい高校から「行ける高校」へと徐々に考えがシフトしていたのです。


本日は次男の誕生日なので「玉子かけご飯」じゃなくて、「トマトのブルスケッタ」と「鰯のベッカフィーコ」です。
どちらもイタリア料理。ベッカフィーコはシチリアの料理でブルスケッタは前菜(アンティパスト)や軽食で良く見られます。本来はイタリア中部の料理が全土に伝わり、今回のようなフレッシュトマトで作るソースは「ケッカ」と呼ばれて南部を中心に良く食べられています。イタリア料理というより地中海料理です。実のところ、地中海に面した地方の料理は国が違っても似てたりするんですよね。
ベッカフィーコというのはシチリアの小鳥。これが食べても美味しいらしく、貴族の間に広まったんだとか。庶民は手が出ないので安価な鰯で尾をその鳥に見立てたんだとか、それは後付けなんだとか諸説ございます。この料理、形が2種類ありまして、今回作ったのは鰯を丸める「パレルモ風」
サンドイッチ状にするのは「カターニア風」なんですよ。モロッコやフランスで食べられる「サーディンファルシ」はこの料理とそっくり。ほら地中海料理は似てるでしょ。
いやぁ、ケッカソース作るために久し振りにトマト買ったわ。


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