木製の弁当箱試作始めました。朝から快晴で、日差しがもう春の光です。でも風が強い。
それはもう切り粉が小さな竜巻のように舞っていまして、集塵設備が貧弱な我が工房はどうしようもありません。

やっぱり普段小物をあまり作らないので思わないトラブルがありました。考えが足らないとも言いますが。
テーブルソーで挽き割る時に寸法を8mm強で切ってみたら、どちらもアンチキックバーが掛らない。挽き割る寸前で電源スイッチを切ってどうにかキックバックを起こさないようにしましたが、これはとてもお奨めできない方法です。
本当ならバンドソーで挽くべきですが、スペースと予算の関係で所有していませんから、今後こうしたサイズの材料は非常に悩ましいことになりそうです。

で、寸法をある程度荒出しして自動カンナに掛けるんですが、今回は最も薄い材で3.5mmでした。これだと思いっ切り節が飛んでしまいます。普段だと、飛んでしまっても破片を見つけて接着したり、コクソで埋めたり、最悪欠損部分を避けて使ったりしますが、今回は器ですからそういうことができません。
それで、同じパーツを何度も切り直すことになってしまいました。やっぱり節はできるだけ少ない材を選ばないと、こういう作品ではムダに時間が掛ります。
物が変わると違った苦労があるんだと改めて思いました。
しかも最薄の3.5mmを削ろうとしたら4mmからカンナのレベルが下がりません。うっかり失念していたのです。この自動カンナは刃が接触する事故防止で4mm以上薄く削れないことを。

ノギスで4mm±0.1mm以内であることを確認して急遽、関係するパーツの寸法を変更。
予測を裏切ってトラブルばかりでしたが、どうにか必要なパーツを揃えることができました。
結局、午前中だけで終わらず手戻り含め終わったのは4時前。これで組み立て後に勘合部分のトリマ加工やら複雑な塗装が入ります。
販売価格を何とか1万円切る範囲で考えているのに、こんなに作業時間を読み間違えると採算合うのか不安になってしまいます。多分、今は慣れていないので余計に時間が掛ってはいるんだと思いますが、作りやすい、つまりルーチンワークにできる仕組みにしないと利益に結びつきません。

この作品は所有する機械の限界寸法を超えた加工があったんですが、こういうことを試すと別の側面が見えて良い勉強になります。一回、限界スレスレを体験すると、設計段階で避けることもできるようになりますしね。本当に毎回勉強なんですよね。


本日は「鶏の叉焼」
鶏胸肉をチャーシュー状に煮込んで、その後オーブンで焼きました。豚肉と違ってあっさりですが、葱やわさびととても相性が良いです。