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昨日に引き続き、棚什器の組み立て解説をさせていただきます。
こちらもまず什器を組み立てられる平面が確保できる場所で作業します。まずはフレームの展開からです。
この什器は、軽乗用車の横方向でも積めるように設計されていますから、上下に分割されています。それを連結するところからスタートします。

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上下のフレームはダボによって繋ぎます。これには順番があり、必ずバックフレームユニットのヒンジがある方から挿入します。上下のフレームが同じ方向であることを確認して、ヒンジ側に一番近い二つのダボと穴が合うようにします。この時、フレームが下からほぼ上まで通るように配置します。
この位置関係にすると、ヒンジ側のダボから順々に挿入できるよう加工されています。

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僅かでも全てのダボが上部フレームユニットの連結穴に入ったことを確認したら、写真のように上からフレームを押し入れて、完全に奥まで挿入してください。

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次にフレームのロックを解除します。ロックは全部で3か所あります。安全のため、下のロックから解除します。ロックプレートは必ずフレームの中にあるようにしてください。フレームからはみ出た状態のままですと、思わぬ衝突や転倒などによってレバーが折れる可能性があります。

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ここからフレームを開いて行きます。イメージとしては写真のようにW型に開いて、バックフレームを押すようにしていただきますと、転倒し難く負担も小さくなります。
このフレームを移動させたり組み立てたりする場合、写真で持っている場所か、以下の写真にある場所(バックフレームを持つ場合)より上を決して持ち上げないようご注意ください。フレームの連結が抜けて、転倒や怪我の原因となります。

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それでは棚を設置して行きます。
最初に設置する棚板は平置き用の棚から始めて下さい。テーブルや台などの上に設置する場合は、この棚が入ってから行うようにしてください。

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平棚は写真にあるようにサイドフレームのサポートとの間を対角線上に挿入することで楽に設置できるようにしております。棚板の切り欠き部分はフレームを避けるようになっていますので、そのままバックフレームまで押し込んでいただき、サイドフレームに押し込むようにして嵌めます。比較的、軽い力で設置できるはずですが、挿入が甘い場合は写真のように上から少し体重を掛けてください。
もし強い抵抗が感じられる場合は直ちに作業を中止し、向きの間違いや方法に間違いがないか確認してから作業を再開してください。

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もう一枚の平棚も同様に取り付けます。

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それでは雛壇の設置します。順序は一番上の棚から行ってください。

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この棚もサイドフレームのサポートを避けて挿入できるよう設計しております。写真のように前後が水平になるよう心掛けて挿入し、若干後部の方が上がり気味にして、棚後部にある取り付けアームをバックフレームのサポート上に乗せます。余りに急な角度をつけますとヒンジに干渉いたしますのでご注意ください。

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写真のように棚の奥板とバックフレームのサポートがぴったり接触するところまで挿入すると、それぞれの取り付けアームの切り欠きが各サポートの入り易い位置に来るようになっています。

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まず後部のアームからサポートに挿入し、前方にあるサイドフレームとの連結を
行います。この部分は若干固く仕上げておりますから、最後の一締めは、写真のように握るようにしていただくと上手く奥まで入ります。また固めにしていますので遊びがほとんどございません。ですから、極力左右が均等に入って行くようお願いいたします。取り外しの際も同様です。

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もうひとつの雛壇棚も上と同じ要領で取り付けます。


ここからは取り外しについて要点を書きます。
雛壇は取り外しに当たって以下の要領で行ってください。

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雛壇の取り外しは後部のアームから始めます。写真のようにサポートに親指を掛けてアームに人差し指を掛けます。親指を軸にギュッと回転させるイメージで、てこの原理でアームのロックを解除します。
解除ができると、棚は前後方向に回転できるようになり、そのまま前方へ押すと写真のように、アームがサポートに乗った状態になります。乗る量はわずかで結構ですが、左右ができるだけ同じような状態になるようにしておいてください。アンバランスままですと破損する場合があります。

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前方のアームの解除は、サポートに手の小指球を当て、アームを親指、人差指、中指で握るように持ちます。そのまま小指球を支えにして梃子のように持ち上げて外します。因みに小指球とは小指の方の掌部分です。チョップをするときに使うところですね。

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上下のフレームを分割します。
ここまでの流れは展開時の逆順にやれば良いので割愛しますが、全てのフレームロックが掛っていることを確認の後、フレームを分割なさってください。
全て逆順ですので、分割はバックフレームのヒンジとは反対にある部分から外します。写真のように腕を下部のフレームのサポート上に当て、上部フレームのサポートを下から支えるようにします。利き手と反対の手は勢いでフレームが落とさないようサポートします。
そのまま腕を支点にして、やはり梃子のようにして外します。写真ではわかりやすいようかなり上に持ち上げていますが、実際にはダボの頭が出てくれれば簡単に外すことができます。

以上のようになっております。
恐らく使っているうちに、各部の勘合は緩くなる傾向にあるはずで、固く感じるのは最初の方だけでしょう。場合によっては、木の膨張(湿度によるもの)や表面性状の荒れ(細かい傷など)によって入れ難いことがあるかも知れません。その時は該当部分にシリコンやワックスを塗布すると改善されます。また「お手入れの注意書」にもあります、ワトコ社のメンテナンスムースを塗布いたしますと、オイルが再び注入されて各部の嵌めこみが楽になります。
これらは実際にどっちに転ぶか正直わからない部分でもあり、そういう場合は以上のような対処をお願いいたします。
尚、雛壇棚の内側は商品への色移りを防ぐ目的で、塗装乾燥後に特に念入りに拭き上げて初期の色落ち分を取り除くようにしておりますが、お客様の方でも念のため清掃を行ってご使用なさることをお願い申し上げます。

これら以外の取り扱いに関する留意点は昨日のパネル什器に準じます。