猛烈な雨音と風の音で早朝に目が覚めてしまい、すでにアタマがまわらないIKEAです。
いやー、凄かったっスね。台風が通過した後の吹き返しも何だか強烈で、重量鉄骨のアパートが振動するなんでホント滅多にないことです。沖縄の方では、信号機が倒れたとか。

さてお題の通りなんですが、ユニクロが苦戦をしています。全世界に3000店舗を構え、この25年間に200倍に売り上げを伸ばしてきた優等生でしたが、今年の6月が前年同月実績を11.7%下回りました。
言うまでもなく、ユニクロは日本の広い層に受け入れられ、現在では外国人観光客にも日本来たら「一度は行きたいショップ」というブランドになっています。
それでも売り上げが急落して、もしかするとユニクロのビジネスモデルは終わろうとしているのでは、そういう声も上がるようになりました。

私の印象ですが、近年の原材料の高騰や流通コストの増大分を値上げしたことによるダメージではないでしょうか。というのも、かつてユニクロといえばそこそこの価格でそれなりの品質が得られるところに価値があったからです。あまり流行に左右されないベーシックデザインの衣類がまずまずのお値段で買えることに最大の価値があったように思えます。だからこそ、年齢や時代を意識しないアイテムやインナーの品質向上路線があり、更には「ヒートテック」を代表とする、ユニクロならではの「高機能商品」が魅力だったわけです。

まさかユニクロを高級ブランドと捉えている日本人はいないと思われます。普段使いできるアイテムが揃うからこそお値頃な価格であり続ける必要があるのだと思います。一方で高級ブランドの老舗、例えばシャネルやルイヴィトンなどは支払う限界値がユニクロとは比較にならないほど跳ね上がります。それは「そのブランドならその程度が普通」と思える土壌がすでにできあがっているからです。この差は大きいと思います。

ユニクロが打開というか破壊しようとしてきたものこそ、そうしたファッションブランドの「文化」でしたし、おそらく社長柳井正氏の経営哲学だったと思うのです。言ってみれば高級ブランドの場合、価格の設定に自由度が高い分、価格が上昇してもあまり購買層は大きく反応しません。しかし、普段使いというポジションのユニクロでは僅かな値上げでも、元々の想定している価格が小さいために「強烈に損をしている」気分を感じてしまうのです。これは、こうしたファストファッションのブランドがもつジレンマだと思います。

私たちのビジネスモデルはユニクロのような「大量生産・大量消費」ではありません。
強いて言えば手作りなだけに「高級ブランド」に近いビジネスモデルです。それを、何を履き違えているのか、強烈に安売りする連中がいます。それも理由が何か良くわからないものなのです。
「持って帰りたくないから」(じゃあ、そんなに持ってくるなよ)
「まだ自信がないから」(じゃあ、自信がついてから来いよ)
こうした不謹慎な理由から破格の値段を付けるのは、正直他の人にとって迷惑行為です。そればかりか相場以下で販売することによって価格が不当に崩壊し、なかなか労力に見合うだけの値付けができない状況を生んでいます。それこそデフレスパイラルなのです。
この構図こそ、全く業態の異なるユニクロと同じ苦悩と言えるのではないでしょうか。


本日は「メシア丼」
長女からのリクエストにお応えして(笑)
夏休みに子供たちに覚えてもらおうと作らせてみましたが、何かが私と違うのです。何が違うんだろう?
これは家から出て行った子供たちが帰省するたびに注文されそうな気がしてきた。