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更新が3日滞りました。
毎度のことながらですが、一見キレイに見えた部屋も、家族総出で5日間掛かってようやくメンテナンスが終了。
明日にはお客様をお迎えします。

さて住宅費は基本3大費目の中でも大きい存在です。
賃貸住宅の家賃となれば、被服費とは違って毎月必ず発生しますし、食費の場合は毎日必要ですが工夫して抑えることもできます。
もちろん住宅費が他の2項目より高いのは「高額」だからです。でも、その価格の根拠まで知って払っている人はあまりいないのではないでしょうか。
現在の建築物は、工業製品の部品を組み合わせて作りますし、本来設計には基本モジュールと言われる、基準となる寸法を利用してブロックの組み合わせのように設計されます。それでも、この世に同じ建物は存在しません。
最大の理由は立地条件が異なるからです。しかし、この建物の場合は、それ以上に現場で作る「一点もの」が多い建築物でした。
たとえばこの天井は、この建物のアイデンティティでもあります。
この形にするために、多くの材料を指定のRで曲げて使っています。
他にないデザインがこの賃貸建物の付加価値です。

唐突ですが、1万円以上する本を購入したことはありますか。
人によって様々な価値観はあると思いますが、一般的に1万円以上する本は高価でしょう。
高価であるからには理由があります。しかし、その本の原価まで考える人はあまりいないかも知れません。
私は印刷会社に長年勤めましたのでわかるのですが、その1万円以上する本の材料原価はかなり安いです。何故なら、機械を使って大量生産するシステムだからです。むしろその程度の原価率でないと倒産する会社が続出するでしょう。

先日ネットで見掛けましたが、TOKIOの「鉄腕DASH」で究極のラーメンというコーナーがあるらしいのですが、原価が600円すると聞いて「2,000円以上じゃないと売れないじゃん」と松岡が言ったとか。これが普通の感覚です。
彼らはビジネスの感覚も優れています。
ラーメンの原価率が30%とか高過ぎです。食品関係は回転率が高いので原価率ベースで価格設定します。その中でも飲料は極めて原価率が低いグループで、その次に「粉物」と呼ばれるグループが入ります。ラーメンはこのグループに近くて、通常だと原価率は20%もないでしょう。それを大量にまわせるシステムがあって初めて店も維持できるし、従業員に給料も払えるのです。

正直なところ、こうした相手の生活がどのようにして成り立っているのか無頓着だな、と思う時が結構あります。
手作り品なんて本と違って、大量生産とは無縁の世界です。場合によっては、ウチの賃貸みたいに一点ものという場合すらあります。
その対価をどのように判断するのか。
私は、そうしたものを「贅沢」なものだとも思いますし、また「心を潤す豊かさ」だとも思うのです。
だからです、他の人の値付けは大丈夫なのかとも思いますし、スーパーで食料品を買うような感覚の人もちょっとどうなのかなと。
人によって物差しは違いますが、やはり正当な評価をしない人は「客でない」と割り切る必要もあるでしょう。
売る方も売る方で、芸術家や工芸家「気取り」にありがちな「儲けてはいけない」というような風潮も、ぜひ改めねばならないでしょうね。ぼろ儲けすることに問題があるのであって、自分の労働や能力に正当な対価をつけることは、当たり前です。
それを否定するようなら、もはや共産主義国にでも行けば良いのに。
いや共産主義国では、資本主義国よりもっと酷く搾取されますが。


今晩は「鶏と玉子のマヨネーズ焼き」
鶏胸肉を柔らかく食べられるレシピで、時折作ってます。
下準備してグラタン皿に載せてオーブンで焼くだけ。
今日は新じゃがとアスパラで嵩増し。