先日、SPICAさんに行ったときに念願のトキノカケラを入手しました。
今城晶子さんという石川県の金工作家さんの作品。
時を刻む仕事を終えた時計のパーツから素敵な作品を制作しています。
前回、SPICAさんに行ったときに一目惚れして、いつか手に入れようと思っていた作品です。

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これはこの作品を飾るための台。
古風に砥粉の目止めをして研ぎ出し、ステイン仕上げしてみました。
ガラスも古物を切って磨いたものを使っています。

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“TWENTY ONE JEWELS”の刻印が見えるでしょうか?
この刻印は軸受けに金属より堅い宝石が使われていることを表しています。
古い機械式時計では軸に負担を掛けないよう宝石を使っていました。その多くはルビーでしたが通常は17石で充分なのに21石使った時計であることが、この刻印でわかります。
恐らく手巻き時計の高級品か21石が多く使われたアメリカの鉄道用時計の部品だったのかも知れません。
大きさから秒針の部品なのかな?
カチコチ、カチコチ。
かつては時を刻む時計の一部だった部品が、こうして主役になる、って
素敵じゃないですか。
その昔、動かなくなった時計をバラして中を見るのがスキでした。
そんな子供の頃に戻ってしまう作品です。