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浜田省吾のファンになって20年以上、いや30年が近いか。
震災の直後、昨年に彼のライブDVDが発売されて、タイトルになった「僕と彼女の週末に」を連想した人が多かったが、僕はFATHER’S SONに収録された“Rising Sun”を思い出した。
J.BOYで描かれたテーマは、このアルバムで完成をみる。
家族の絆、父親像、戦争と戦後日本と重いテーマを真正面に捉えただけでなく、J.BOYが少年の視点からスタートし、反抗する思春期を描いたのに対し、年齢を重ねていくなかで高まる見識や経験で成長した人間として描かれている。特に“DARKNESS IN THE HEART”は反抗していた父に似ていく自分の姿と、亡くして初めてわかるありがたさを歌っている。
浜田省吾のように社会性の強いテーマを作品に持ち込むアーティストはあまり多くない。しかもロックという音楽が持っている独特の反抗性から若いままの自分を作ってみたりするのが常なのだが、年齢と共に音楽も成長していく姿をダイレクトに反映させる人など希だ。
だが、彼の音楽によって考えを変えたり掘り下げられたことは確かにあると思う。

作品を作ること。
それは振り返ってみたとき、自分の軌跡なんだな、と思う。
あのとき「こう感じてたんだな」「こう考えてたんだな」
ブログの記事も作品と思って書いている。ネットにはいろんな側面があると思うが、僕にとってネットとは情報発信の場所であり、作品の発表場所だ。
ネットをはじめたのは‘96年頃だった。自分の作品を発表できる場所に飢えていた当時、藁をも掴む思いではじめたことが、つい昨日のことのようだ。

Theme of Father's Son~Rising Sun 浜田省吾



アルバム発売:1988年3月16日
発売元:CBSソニー
製造番号:28AH5005/CSCL1175/28KA5005

FATHER’S SON 浜田省吾