この大分市内でも紅葉が見られるようになり、いよいよ冬ももうすぐ。
お久しぶりの木工担当IKEAです。

気温が下がって、木工も大変作業しやすい季節です。
一枚薄手の上着一枚だけで凌げるこの季節は、木も暴れなくなり接着も夏のように慌ただしく作業することもなくなります。もっと寒くなると塗料や接着剤が乾き難くなり、ムダに待ち時間が長くなってしまいます。
この季節が年中続けば生産効率も上がり、もっと売上が伸びてウハウハ…なんてことはありませんよね。

さて、今回は大在にある「おおが耳鼻咽喉科クリニック」様からのご依頼です。
ネブライザという薬液を霧状にしてのどや鼻に吸収させる治療ブースの棚板を制作することになりました。お話を伺うと、現在は手荷物を足元に置いて治療器にかかっているそうです。すると患者様が忘れ物をよくするそうなのです。
そこでブースの上に荷物を置く棚があれば、立った時に自然と視界に手荷物が入り、忘れ物は減るのではないかとのこと。
なるほど確かに、足元だとつい他の事に注意が向くと忘れてしまうかも。何より、患者様への心遣いが素晴らしいではありませんか。

ところでこちらのブース。当然、建具工事で制作したものですから、白の化粧パネルが使われたもので、いわゆるフラッシュ構造と呼ばれるものです。現在の一般的な建築物の建具(ドアなんかです)や家具はほとんどこの構造を用いて作られているのです。
つまり、私が普段作っている家具類とはかなり手法が異なります。

実を言いますと私が最初に習った家具とは、このフラッシュ構造だったのです。内装会社のデザイナーとして就職したはずの私は、いきなり下請けの家具工房に修行に行かされたのです。
ですから、むしろこの構造は昔取った杵柄。建具屋さんとは設備が異なるので同じとは言いませんが、工夫次第で我が間借り木工工房でも制作出来てしまいます。

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まずは材料の切り出しを行い、今から中骨になる木材を接着していくところです。たっぷり接着剤(これはオープンタイムの長い白ボンドを使います)を塗って接着。
ある程度形になったところで平面が出ているところに静置して重石。十分な接着強度が出る丸1日こうしておくのです。
あれ、なんで焼酎のボトルが?まさか作業中に酒を飲むんじゃ…
な訳はなくて中身は水(本当ですってば)で重石にしています。

見ての通り、全部接着剤で作って行くんです。
でもこんな作りで物凄く強くなるんですよ。プリント板だけだとぺナぺナしていますし、骨に使う木材も手で曲げようと思えば曲がるくらいしか厚さがありません、でも接着後はあり得ないくらい強く、簡単には捩れないほどです。しかもとっても軽いんです。
こういう作りですから、夏場に依頼されるとそれはそれは時間との戦いです。しかも、あまり大きな声では言えませんが仕上がりにも響いてきます。
このお話を頂いたとき「何とぴったりな時期に」と思ったものです。
うまい依頼のタイミングというのがございます。
おおが耳鼻咽喉科クリニック様はまさに「依頼のプロ」と言えましょう。

ところでもうひとつご紹介したいのはFacebookの方です。
クリニックでの日々のご様子を綴られているのですが、それが読んでいると思わず笑みがこぼれてしまうような内容なのです。とてもアットホームな雰囲気が文章から溢れるページです。
お子様が多いというのも、このFacebookを見れば納得です。
花粉症が酷い華音も、こちらの病院が近所だったらお世話になりたいわ!という程です。


** イベント参加予定 **

【ひだまり。のXmas】
日時:11月30日(土) 10:30~15:00
場所:大分市公園通り3丁目(株)エイトモデルハウス『健康住宅』内


【クリスマスアートマーケット vol.18】
日時:12月21日(土) 10:00~16:00
場所:アートプラザ2F アートホール


【モノヅクリサローネ】
日時:2013年12月23日(月/祝)雨天決行 11:00~17:00
場所:iichiko総合文化センター2Fおよび1Fの一部