料理は下拵えが大事などと言われますが、木工も下処理が延々と続くことが多々あります。多くの場合は木の欠陥(と言って良いかは疑問ですが)を修正するのに費やされます。多いのが節の割れや欠損部分を埋めての面出し作業。他には機械の特性上、回避できない加工痕が残ってしまうこともあります。
よって後からその修正を行って鑑賞に堪えられるよう手を加える必要があるのです。

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これから加工するのは自動カンナで加工された奥板。材料の表面に波のような模様があるのがおわかりでしょうか。これは「ナイフマーク」と呼ばれるものです。
自動カンナ(手押しカンナの含めて)という機械は、厚さを削って調整するのに使用する機械です。ご存じないと想像できないでしょうが、大きなドラムに刃物が付いていて、それが回転しながら材料を削っていく仕組み(超大雑把)
こういう仕組みなので、カンナとは言いながらも仕上がりは手鉋とは大きく異なり、表面には波のような痕が残ってしまうのです。
通常ですと製材工場では大量に処理しなければならないので超仕上げカンナという機械を使うのが一般的ですが、個人の工房となるとスペースや価格の点からコイツは導入がかなり難しい機械なのです。
そこで登場するのはベルトサンダーかオービタルサンダー。私はオービタルサンダー派です。

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ナイフマークが判別できない程に修正されていることがお分かりでしょう。
全部で12枚処理するのに1時間30分。自動カンナの加工も含めると2時間弱。
こうして考えると1日に処理できる量ってあまり多くないかも知れませんねぇ。

因みに私の愛機はBosch社のPSS200A。
本来はアマチュア向けのラインナップに入っていますが、中々コイツがよろしいのです。特に吸塵システムは想像以上のスペックで、屋外での使用なら片付けが非常に楽です。それまでは「マキタ以外は認めんぞ、断じてな」の私でしたがBoschも結構いい、に思考が切り替わった機械でした。
こういう工具に助けられながらの木工ですけど、実はね…

自動カンナの大荒れ部分はやっぱり手鉋の出番なんだよなぁ。


** イベント参加予定 **

【クリスマスアートマーケット vol.18】

日時:12月21日(土) 10:00~16:00
場所:アートプラザ2F アートホール



【モノヅクリサローネ】
日時:2013年12月23日(月/祝)雨天決行 11:00~17:00
場所:iichiko総合文化センター2Fおよび1Fの一部



【第30回クリエイターズドーム】
日時:2013年12月28日(土) 11:00~16:00
場所:ガレリア竹町ドーム広場