昨日の記事でIKEA氏はモノヅクリの「対価」について触れていました。
私も対価については今までずっと思っていたことがあります。
自動車や、大多数の人が知っているブランドの商品などはたとえ高価であってもあまり文句を言わずに購入される方がほとんどでしょう。ブランド名という「安心」にお金を払っているようにも見えます。
さて、それでは私たちのような「無名」と言ってもいいような人が作ったものに関してはどうでしょう。
*clear*の作品は「高い」と言われることが多いように感じます。それは大分の他のハンドメイド作家さんのものと比べてのものでしょう。
私が思うに、大分の作家さんはご自分の作品につける値段が他県の方に比べて格段に安いです。それが私には不思議でならないのです。
モノヅクリをして値段をつけるとき、みなさんはどうしていますか?
「趣味だし、材料費+多少の製作費でいいや」などと思ってはいないでしょうか。
私はいつも「強気」と思われるような値段を付けていますが、それは自分の作品に対する気持ちの表れです。作品は「材料費」だけではできません。デザインを考え試行錯誤し、それを作り上げるまでの時間と根気と技術。それはもう「材料費+多少の製作費」程度では割に合わないのです。それは自分の作品に誇りがあるからです。
自分を大安売りはしたくないからです。

純銀クロッシェ作家のきむらななえさんもある日のTwitterでおっしゃっていました。『値段とは価値です。教える技術、作り上げる技術。材料費ではない、見えないところに勇気と自信を持って値段をつけてください』と。

言いたくはないのですが、あるエピソードをお話します。
さる子どもの同級生のお宅で、購入した家具の手直しをお願いされました。
IKEA氏はお宅に伺い寸法を採寸し、部品を作り設置を行いました。
支払いの段になって価格を申し上げますと「えー、そんなにするの」という表情をされました。この価格は正直申し上げますと本当にサービス価格だったのです。
それを察したIKEA氏はすかさずこう言ったのです。
「あなたのご主人は時間当たりどの価格で働かれているのですか?」
この言葉にグゥの根も出ませんでした。

単純にそれだけの下準備と実際に作業に要した時間はどれだけの対価を支払えば「正当」と言えるのでしょうか?




** イベント参加予定 **


【第31回クリエイターズドーム(CREDO)】

日時:1月25日(土) 11:00~16:00
場所:ガレリア竹町ドーム広場



【大分ものづくり発見市】
日時:2月1日(土) 11:00~20:00
場所:大分市中央町2丁目5-3 セントポルタビル1F(トキハインダストリー若草公園店軒先)